2018/11/18 その4
その3で終わるつもりでしたが、長くなりすぎたので分割しました。
念願の六厩川橋をたっぷり堪能できたし、そろそろ引き上げましょう。
時刻は12時でしたが、この時期は日が短いし、文字通りの極悪非道(道に非ず)を歩かねばなりません。
しかも膝が痛いというハンデもあります。
その後はバイクで車まで戻って、滋賀まで帰らねばなりません。翌日は仕事やし(悲)
あまり時間はありません。
といいながらこんな写真撮ったりしてます。
今回はいつになく写真をバシバシ撮りました。全部を紹介できないのが残念w
橋から見ると、右方向は我々が来た六厩川林道。左方向は森茂林道になります。
しかし森茂林道はすでに道が完全になくなってました。
こんな状態。
山の斜面にしか見えませんが、かつては林道がここにあったのです。
↓先の「山行が」の記事から写真拝借(2009年の状況)
現在はさらに落石が増えています
上の通行止め看板の右にもう1枚看板がありました。
かすかに森茂林道と読めます
先のヨッキれん師のレポに詳細があるので拝借すると
森 茂 林道
この林道は 名古屋 営林局 古川 営林署が管理する専用林道です
この林道を、旅客輸送、資材運材などで定期的、または、一定期間を通じて継続的に利用しようとする方は、古川 営林署へ申し出てください。
国有林野事業に支障のない場合は、利用出来ますので、所定の通行料金を納入のうえ●●●●●●●●
(以下 問い合わせ先が書かれているようだが、読み取れず)
古川営林署長
と書かれているようです。非常に興味深いですが、この続きは山行が本編へのリンクをご参照下さい。
いずれにせよ、森茂方面はパッと見ただけで、とてもじゃないが行ける気がしません。
ヨッキれん師のレポでもひどい状態で、あれから何年も経ってますし・・・
ダム湖側には見たことないような落石看板もありました。
これは2009年のレポからあまり変わってないような・・・
↓またまた写真を比較。
てな感じで、いろいろ濃厚な「廃道銀座」でした(笑)
ということで、12:10 帰路に出発
さらば、六厩川橋!
もう来ることはないが、姿を見させてくれてありがとう!
帰りの道中ですが、ほとんど写真を撮っておりません。
ヒザが痛くて足がまともに上げられない状態で、左足をかばうために右足まで影響がでてくる始末。
ペースが遅いのでワタクシが先行させていただきましたが、皆さんに迷惑をかけるわけにいかないのでとにかく前へ進むだけw
写真なんぞ撮ってる余裕は全く無し!
必死のパッチで頑張りました
作業小屋に到着。ここは中間地点に近い場所です
この時13:44。橋を出発して1時間半です!
このペースやったら3時過ぎには着けるんちゃう?としゃべってました。
しかし甘かった・・・
この先も極悪ガレガレや薮や倒木、川渡りのオンパレードです。
足が痛いのでペースが一向に上がりません。
私だけでなく皆さんも口数が少ないw
もくもくと歩くだけ・・・
まだかまだかと待ちわびた六厩ストレート(笑)
ここはラクチンでした~!
ここだけでしたがw
その後もヒイコラ言いながら歩き、
その1で出てきた最大の難所に到着
どうにか川に降り、川沿いの岩場を進みます。
どうにか川に降り、川沿いの岩場を進みます。
この先で垂直の壁を登って林道まで戻らねばなりません。
ところがこの岩場、降りるのは簡単でも上がるのは大変。
岩場なので掴まる木がないし、濡れてるところはよく滑る。
そしてこんな状況で事件は発生しました。
岩につかまった手が滑ってお尻から川に落下!(というより尻もち)
ドローンならぬドボーン事件です
「冷てぇ~!」の声が谷間に響きます・・・
ここでは敢えて誰がドボーンしたのかは書かないでおきます。
ネタにするにはちょっと気の毒になりました。
4人のうち1人が寒中水泳にチャレンジしたということで(笑)
スクープ写真は残念ながら誰も撮ってませんでした。残念w
ちなみに岩場の登りはこんな感じです。
上から引っ張り上げないと一人では厳しい
この岩を登っても、この後には垂直のコンクリ擁壁を登らないと林道に戻れません。
行きに利用したトラロープで垂直登攀です。
一人ではなかなか上がれない壁をよじ登り、後の皆様の手を引っ張って全員が無事に登れました!
トラロープがなかったらまず上がれないし、万が一ロープが切れたり結んでる木が折れたら、岩場に落下してただでは済まなかったでしょう。
はぁ~よかった~ 約1名を除き(笑)
その後、写真を撮る余裕は全くなかったんですが、数々の難所に「こんな所あったっけ?」と言いながらも廃道を進み、ようやくバイクまで戻ってきました。
山神隊長もだいぶお疲れのようで、最後は少し遅れ気味でしたね。
元気なのはぬまさんとakatora_nekoさんでした。
16:15 無事生還です!
あたりはすっかり薄暗い
写真のタイムスタンプによると
行き:出発したのが7:55
橋に着いたのが11:15
往路の所要時間が3時間20分
往路の所要時間が3時間20分
帰り:橋を出たのが12:10
もどってきたのが16:15
復路の所要時間は4時間05分
復路の所要時間は4時間05分
合計の時間は7時間25分の行程でした。
いやはや、未だかつてないとんでもない探検でございました・・・
正直、達成感はありましたが、それ以上にハンパない激疲れで何も考えられない状態でしたね。
ということで、バイクで車まで戻り、高速で家まで帰りましたが、途中は眠いし腹は減るしで辛かったです(笑)
帰宅は20時をとうに過ぎてたと思います。ホンマ大変な一日でした・・・
【速報版】でも書いておりますが、こんな極悪ガレガレの廃道は二度と行かないと断言できます(笑)
しかし念願の六厩川橋へ行けたのは一生の思い出です。
辛かったのも含めて一生忘れないでしょう(笑)
ご一緒させていただいた皆さま、本当にありがとうございました!
特に帰りはヒザが痛いワタクシにペースを合わせていただいて申し訳なかったです。
後日ですが、地図で計測してみました。
廃道区間の距離は5.368kmです
標高はスタート地点が852m、ゴールの橋が770m
標高差は82m
これだけ見ると大したことないんですがね・・・
以上、六厩川橋攻略作戦(別名・地獄のアルケアルケ大会)これにて終了です。
大変長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!
お
わ
り
山神さんの記事が楽しみ~
コメント
コメント一覧 (20)
7時間半は長いですね〜 しかも悪路。がんばりましたね!
たかが(失礼っ)5kmちょっとですが、
非常に濃い、忘れられない5kmでしたね
私はこのような所には絶対に行かないと言えます
皆さんの事を尊敬します
たまごろう
がしました
あざっす!
この極悪廃道の7時間半の歩きは本当にキツかったです。門入が霞むぐらい(笑)
ご褒美の橋と共に一生忘れられません!
Kさんは行かないですね(笑)
よく分かります
バイクのありがたみが身に染みましたw
たまごろう
がしました
しかしコレを拝見して、メラメラと萌えて…いや、燃えてきましたよ。ぜひとも私の先導をお願いします(だから行かんつってんだろうが!って?・笑)
たまごろう
がしました
こういうのって、帰って来てしばらくはもう行きたくない、考えたくもない…なんて思いますが、ほとぼりが冷めるとねまた行きたくなるもんです(笑)
そのせつは、お声掛けを( ̄ー ̄ゞ-☆
たまごろう
がしました
イヤだイヤだと言いながら皆さんまた行かれるんでしょうね!道中で話しが出た夏!海パン川ルート!なら楽しく逝けると思いますが~笑
しかし川や山の景色が最高でした~笑
たまごろう
がしました
全編読ませて頂きました。
「ヨッキれん」さんが行かれた時は、この崩落が通れずに「川原」を通ったそうですが、犠牲者(ドボンした方)が一人で済んで無事帰還おめでとうございます。
たまごろう
がしました
やっぱり ドボーンやないですかww
いやいやホントは実在するんでしょう?スクープ画像w
それを あえて載せない所にセロ尾さんの 優しさを感じますが・・・(わらい)
お疲れ様でした。
たまごろう
がしました
実にうまくまとめた記事でしたね
これでは後に続くわたくしが書きづらいですw
とりあえず美味しいとこだけいつものようにパクらせていただきますので・・・w
と、いいつつもう書き上げてあるのですが、またいつものように関係ない話から始めております
また長くなるのでよろしくw
たまごろう
がしました
二輪で行ってコレですわ。車の最終地点からだとプラス1時間はかかりそうです。
かなり手強いですね・・・
ヨッキ氏は森茂から来てココから帰っておられます。しかも日没後に(恐)
ゆたさんは一日でこの後秋町隧道の山越えとか
その道のプロは凄すぎです。バケモノかと(笑)
萌えてきましたか~?
逝かれる際は複数で行って下さいね。
ワタシ?絶っ対に行きませんって(笑)
たまごろう
がしました
いやいやいや・・・
だから行きませんって(笑)
またヒザが痛くなりそうです。
お願いですのでカンベンして下さい(m_m)
たまごろう
がしました
おお!その手がありました。
そういや帰りに話してましたね。夏に海パン作戦(笑)
でも岩場がヌルヌルでよく滑りましたよね~
帰りが辛そうです。
ワタシは行きませんがチャレンジされますか?(笑)
たまごろう
がしました
被害者というかドボン犠牲者が約1名で良かったですw
それも下半身だけだったんで不幸中の幸いでしたね。
実はもう一人、長靴の中が水浸しになった方がおられます・・・
皆さん多かれ少なかれ大変でした(笑)
たまごろう
がしました
はい。ご想像通りのドボーンでした!
でも残念ながらスクープ画像ないんですよ~
一瞬の出来事だったんでw
ワタクシ目の前で見てましたが、スローモーションに見えました(笑)
たまごろう
がしました
お褒めいただきありがとうございます。
お待たせしてスイマセンでした。
アップが遅かったし長くなってしまいましたね・・・
次は山神さんの連載を楽しみにしてます!
お互いパクリが多いのはいつものことで(笑)
たまごろう
がしました
遺構について全く疎いのでいつも新鮮です!
次の遺構も楽しみです!脚お大事になさってください!
たまごろう
がしました
ありがとうございます!
興味持っていただけましたか(笑)
古い遺構や「廃」物件が好きなものでこんなことやってます
でも歩きは辛かったですね…バイクの方がラクでいいですわ(笑)
たまごろう
がしました
凄いサバイバルですね!
一気読みしました(笑)
そして、思わずGoogleマップで
一確認…
あんな道なき道をよく歩きましたね
しかも鉄道が通っていたんてびっくりです
お疲れ様でした
ハナ
たまごろう
がしました
ありがとうございます!
写真で見てもまさに道なき道でしょ?
自分でもよく頑張ったと思いますよ(笑)
50年ほど前に鉄道が走ってたのも信じられませんね…
イイものを見せてもらいました!
たまごろう
がしました
たまごろう
がしました
はじめまして!
コメントいただき感激です!ありがとうございます。
typeRの記事を拝見して「オレにも行ける!」と思いましたが甘かったですね(笑)
どうにかこうにか到達できましたが、あの先を秋町には到底無理でした~
ゆたさんのようにはなれません…(笑)
またどこかでお会いできれば嬉しいです!
ただしハードな探索は無理ですが(笑)
たまごろう
がしました